一、翻訳専門職資格試験について
全國翻訳専門職資格試験は國家人力(人的)資源?社會保障部の委託を受け、中國外文出版?発行事業(yè)局が責(zé)任を持ってそれを?qū)g施?管理する國家レベル職業(yè)資格試験であり、すでに國家の職業(yè)資格証明書制度に組み入れられ、全國で実行し、統(tǒng)一した、社會向けの翻訳専門職資格認証(審査?認定?登録)制度であり、受験対象者に対する通訳?翻訳のプロフェッショナルとしての能力とレベルを評価し、認定するのである。
この試験を立ち上げた目的は我が國の経済発展とWTO加盟の要請に適応し、我が國の外國語翻訳専門職人材陣づくりを強化して、科學(xué)的、客観的かつ公正に翻訳専門職人材のレベルと能力を評価するとともに、翻訳市場の規(guī)範化をいっそうはかり、翻訳業(yè)界の管理を強化し、それによって國際ルールにしっかりとリンクして、我が國の対外開放に奉仕するのである。
新しい時代がわれわれに新しい歴史的使命を與えたが、それは國家の「一帯一路」建設(shè)?サービス、対外発言力體系整備と全面的な対外開放の大局に立腳し、より多くハイレベルの翻訳?通訳人材を全面的に選出し、新時代に國家の至急必要とする翻訳人材陣づくりを促すよう努めるのである。
二、試験の役割
翻訳専門職資格試験は國家の職業(yè)資格試験目録リストに正式に組入れた。試験の合格者は、國家の人的資源?社會保障部の統(tǒng)一的に発行される『中華人民共和國翻訳専門職資格証明書』を取得し、同証明書が中華人民共和國全國範囲內(nèi)で有効である。
1、同資格証明書を授取得した人員が相応する翻訳専門職務(wù)に任命することができる。
翻訳専門職資格試験は國家の職業(yè)資格証明書制度に正式に組み入れた。翻訳専門職資格証明書を得た上、條件に適う人員に対して、求人部門は必要に応じて相応の職務(wù)を任命することができ、同証明書と職務(wù)のリンク方式は、3級証明書を取得すれば翻訳助理(翻訳補佐)という職階を得て、2級証明書を取得すれば翻訳という職階を得て、1級証明書を取得すれば評議?審査を経て副訳審(助教授に相當)の職階を得て、更に評議?審査を経て訳審(教授に相當)の職階を得ることができる。
2、MTI(翻訳修士學(xué)位)の在學(xué)大學(xué)院生が、同試験の2級試験を受けなければならない。
2018年末まで、全國のMTI(翻訳修士學(xué)位)教育プログラムのテストケースの250近くの教育機関に在學(xué)し、國家の関連政策の規(guī)定に基づいて「MTI(翻訳修士學(xué)位)の大學(xué)院生が、入學(xué)前に2級あるいは2級以上の翻訳専門職資格証明書を取得していない者は、在學(xué)期に必ず翻訳専門職2級の通訳あるいは翻訳試験を受けなければならない」。この政策に則って、同資格試験は全國翻訳修士教育學(xué)位委員會がMTI(翻訳修士)大學(xué)教育管理の品質(zhì)モニタリング體系に組み入れるとともに、大學(xué)院生の2級試験に合格する狀況を所在教育機関の翻訳専門職教育評価の重要な指標として組入れた。同時に、これも今後我が國の大學(xué)院生教育の発展?革新、大學(xué)院生育成モデルの変革の深化を促すために成功の経験を積んだ。
3、同資格証明書を取得する者は中國翻訳協(xié)會の會員を申請し、同協(xié)會の會員になることができる。
中國翻訳協(xié)會は「全國翻訳専門職資格試験の3級以上の証明書を取得した者は同協(xié)會の會員を申請し、一般會員となることができる。全國翻訳専門職資格試験の1級以上の証明書を取得した者は、専門家委員會の會員を申請して専門家委員會の會員になることができる」。この政策の公布?実施後、多くの同証明書の取得者は同翻訳協(xié)會に加入し、新しい會員の加盟により中國翻訳協(xié)會が新たに活気づくようになる。
4、翻訳専門職資格証明書は招聘?採用の必須條件またはや優(yōu)先條件となっている。
現(xiàn)在、翻訳専門職資格証明書はすでに翻訳人材のレベルを評価する「國家規(guī)準」となり、全國の多くの翻訳求人の企業(yè)事業(yè)體が翻訳の招聘?採用にあたり、翻訳専門職資格証明書の取得を必須條件または優(yōu)先條件とされ、翻訳の求人?採用は「依るべき根拠がある」ことを?qū)g現(xiàn)した。例えば、外文局、中譯(中訳)公司などの翻訳の招聘では必ず2級以上の翻訳専門職資格証明書を取得しなければならい。
三、試験のお申込み條件
該當資格試験は全社會に向けの専門職資格試験であり、中華人民共和國憲法と法律を守り、職業(yè)モラルを厳守し、一定の外國語のレベルに達したすべての者は、年齢、學(xué)歴、資格キャリアと身分を區(qū)別せず、皆相応する語種の2、3級試験に申し込むことができる。中國での就職が許可される外國籍の人および香港、澳門、臺灣地區(qū)の専門スタッフもこれに申し込むことができる。
四、同試験の語種、グレードと類別
同試験には英語、日本語、フランス語、ロシア語、ドイツ語、スペイン、アラビア語の7つの語種を設(shè)ける。各語種の試験はレベルの高低で1、2、3級に3つのグレードに分られる。その中、上半期に英、日、法、アラビア語の1、2、3級の通訳?翻訳試験を、下半期に英語の2、3級の翻訳、同時通訳およびロシア、ドイツ、スペイン語の1、2、3級の翻訳テストを行う。
1級試験に応じて、比較的豊かな科學(xué)文化知識と比較的高い翻訳力を持ち、より広範囲の比較的難しい翻訳作業(yè)をこなせるし、翻訳作業(yè)における難問の解決ができ、重要な國際會議の通訳や訳文の最終審査?改正作業(yè)を擔(dān)當できる能力が求められている。
2級試験に応じて、一定の科學(xué)文化知識と良好翻訳力を備え、一定範囲內(nèi)、一定の難度のある翻訳作業(yè)を擔(dān)當できることが求められている。
3級試験に応じて、基本的な科學(xué)文化知識と一般的な翻訳力を備え、一般の翻訳作業(yè)を完成できる能力が求められている。
各言語別、グレード別に翻訳と通訳の2つに大きく分け、通訳は逐次通訳と同時通訳の2つに分け、現(xiàn)在、英語の2級は同時通訳試験しか設(shè)置していない。
五、試験科目、方法と時間
総合能力の科目試験は主に受験生の基礎(chǔ)知識を考察し、試験問題は主として語彙、文法、閲読?理解、ヒアリング能力と空白埋めなどがある。実務(wù)的な科目は主として受験生の翻訳実務(wù)能力を考察し、主に外國語を中國語に、中國語を外國語に翻訳することである。
筆記試験
通訳試験
六、専門家チーム
同資格試験においては各語種に専門家委員會が設(shè)置されて、外交や外交事務(wù)、対外発信、報道出版、経済?貿(mào)易?科學(xué)技術(shù)、文獻翻訳、翻訳の教學(xué)?研究などの分野のシニア翻訳専門家からなり、かれらは責(zé)任を持って、國家級の翻訳専門職人材の評価基準と試験要綱を制定するとともに、試験問題の出題、審査?見直し?採點などの過程で中核としての役割を果たしている。
七、同試験の沿革
2003年、英語の2、3級試験実施。
2004年、日本語、フランス語の2、3級試験の実施
2005年、英語の同時通訳試験実施
2006年、ロシア、ドイツ、スペイン、アラビア語の2、3級試験実施
2007年、7つ語種の専門家委員會の統(tǒng)一的な任期交代制度の確立
2008年、同資格証明書と翻訳修士教育とリンク
2009年、全國における通訳?翻訳試験會場設(shè)営の準備會議
2010年、オーストラリア翻訳専門職資格認可局(NAATI)とニュージーランド翻訳協(xié)會(NZSTI)訪問
2011年、延べ出願件數(shù)25萬近く
2012年、英語の1級試験実施
2013年、その他の6種類言語の1級試験実施
2014年、「譯路通」CATTI公式微博(中國版ツイッター)ファン80萬以上
2015年、同資格試験とMTI(翻訳修士學(xué)位)教育とのマッチングフォーラムの催し
2016年、國內(nèi)の主流メディアから10の黃金含有量(価値)の最も高い証明書の一つだと評価された
2017年、年間試験に申し込む者數(shù)が延べ15萬を突破、計72萬以上、証明書の取得者數(shù)が延べ9.8萬以上、同資格試験は國家職業(yè)資格試験目録リストに組入れた。
2018年、年間試験の申し込む者數(shù)21萬を突破、昨年同期比40%増。出願者數(shù)が延べ93萬以上、延べ12.3萬あまりの人が同資格証明書を取得した。
八、同試験の國際的影響力
同資格試験が急速な発展をとげ、國內(nèi)外から高い関心を受け、毎年50ヵ國余りのインターネット利用者が同資格試験の公式サイトを通じて試験狀況を調(diào)べている。國際翻訳協(xié)會主席劉崇傑がその調(diào)査?研究に北京に訪れ、同資格試験に対して高く評価した。メキシコ、オーストラリア、韓國、シンガポールなどの國家および我が國の臺灣、香港地區(qū)の関係機関が相前後北京に來て、業(yè)務(wù)について交流した。我が國の翻訳専門家が何度も招かれて國際の重要な場で同試験を紹介した。2019年、中國外文局翻訳専門職資格評価(CATTI)センターとベラルーシ國立大學(xué)はベラルーシで同資格試験會場の設(shè)立に関する?yún)f(xié)力協(xié)定に正式に調(diào)印した、これは、我が國の翻訳人材評価の実りある國際化の第1歩を踏み出したことが示された。